小林信保と皆の笑顔があふれる大月にする会 交流ブログ

2015年10月28日

DPC係数向上・診療報酬加算取得による経営改革

 DPCとは診断(Diagnosis)と治療・処置(Procedure)の組み合わせ(Combination)の略称で、「病名(診断)」と「提供されたサービス(治療・処置)」の「組み合わせ」によって,さまざまな状態の患者を分類するツール(方法)となります。
そして分類された診療群分類毎に一日当たりの点数が決まっていてその点数に各医療機関別の係数と在院日数を掛けて診療報酬を決定します。
しかし、高度な医療(手術、麻酔、1,000点以上の処置等)があった場合は出来高払いとして加算します
DPCの対象病院の変遷を示す表です。
DPC病院数変遷.png
大月市立中央病院は200床(一般病床144床、療養病床52床、感染病床4床)でありますが、DPCの対象は一般病床(急性期)ですので144床が対象となります。
表の中で見ると100〜200に該当しますので全国の2354の病院の中で373病院(約16%)がDPCに移行している事がわかります。
さてDPCを始めた方が診療報酬が上るのであれば移行した方が良い事は言うまでもありません。

DPCによる入院医療費の計算方法
DPC(診断群分類)毎の1日当たりの点数✕入院日数✕医療機関毎係数+出来高払い
ですから医療機関毎係数が高い病院はDPCを導入すれば診療報酬が多くなる事になります。

では医療機関毎係数とは何なのでしょうか。
医療機関毎係数を決める要素は以下の4つです。
@ 基礎係数 病院を3つの病院群に分け、係数を設定
T群 大学病院(全国に100程度)U群 大学病院並の診療機能を有する病院
V群 その他の病院(約1300程度)
A 暫定調整係数 DPC創設時に出来高払いと包括請求の差を補填する為に創設、平成30年に廃止予定
B 機能評価係数T 医療機関の体制や設備な基本的な機能を評価するための係数、7対1入院基本料や地域医療支援病院などの施設基準を出来高算定した場合の点数を係数化
C 機能評価係数U 診療の実績を機能別に分類して評価、今後、暫定計数に代わって比重が大きくなる。

この係数の中で大切なのはBとCの機能評価係数です。
特にC機能評価係数Uは7つの要素からなっていますが、ジェネリック医薬品をどの位使っているか(後発医薬品係数)、平均在院日数の短縮を評価(効率性指数)、様々な疾患に対応できる総合的な対応を評価(カバー率指数)、地域医療への貢献度を評価(地域医療指数)等です。

大月市立中央病院はこの係数がどの位になるのかを見定めて、更に改善して行けば係数がどこまで上がって行く可能性があるのかを把握した上で判断をすべきであると思います。
posted by nobuさん at 11:13| Comment(0) | 医療・介護・福祉・保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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